【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第3章 はじまり(角名)
「………大丈夫?」
もう二度と、と一緒にいれないっていう失敗だけはしたくない。
「………うん」
「ホントに?」
「うん。ただ、倫太郎とこんなことするなんて思ってなかったから」
「恥ずかしい?」
コクリと頷かれる。
「可愛い」
「バカ」
「バカでもなんでもいいよ。
ねぇ、ベッド上がって?」
俺の言葉に、もぞもぞとベッドに上がって。
ちょこんと座るは
中学生の頃と変わらないといえばそうなんだけど。
キスをしながら
ゆっくりと身体を押し倒す。
の背中がベッドに着いたことを確認して
一気にTシャツとブラを同時に巻くし上げると
初めて見る胸の先はすでにツンと主張していた。
それだけで、自分の中心がさらに熱を帯びるのがわかる。
「ねぇ、顔隠さないでよ」
両腕で顔を隠すにそう言っても
まぁ素直に従ってくれるわけもなく。
「俺とのキス、気持ちよかった?」
まだ先端は外して、乳房を今度は直接
やわやわと揉みしだく。
「………ふぅ、っん」
俺の質問には返事ではなくて、漏れる声で返ってくる。
強制的に腕を頭の上に上げる。
そしてその声をもっと聴きたくて
先端をキュッと摘むと、さっきよりももっと大きな声。
でもそれを必死に我慢しようとする表情がたまんない。
口付けを下に下ろして、首筋から鎖骨へ。
そして耳を舐めると、今日一番の甲高い声が響く。
「耳、感じやすいんだ?」
「わかん、な……っひあ!」
「なんで?自分の身体なのに?」
「だって、そ、んなっとこっっ」
耳元で話すこともさらに感度を高めるのか。
どうにか会話が成立しているこの状況も含めて。
こんなを見るのは俺が初めてなのかと思うと
どうしようもない優越感にゆるゆると口角が上がるのが自分でわかる。