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【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか

第3章 はじまり(角名)


そんな俺を見透かして

なだめるように優しく髪を撫でられて。




これも初めての感情。




愛おしさが込み上げる。





「、愛してる」





今度はゆっくりと口付ける。




そして、様子を伺うように舌を出すと、

それに応えるように今度はの舌も伸びてきて。



ねっとりと絡み合い

時折ぴちゃぴちゃと聞こえてくる水音に、脳内まで侵される。





「………ふあっ」





唇が離れて薄く目を開くと、すでにとろんと溶けた表情。

漏れる声も、俺は知らない。





「気持ちいい?」



「……うん」





素直にそう応えてくれることに

口角が上がるのを抑えきれない。





だけど





「ねぇ、彼氏いるんでしょ?」



「うん?いるけど」



「彼氏ともこんなことするの?」



「………するよ?」





俺の様子を伺うように。



それが意図したものかはわからないけど

上目遣いで覗き込まれると。





「ふーーーん」





こんな可愛い顔、

俺以外にも見せるんだ?



俺が初めて聞いた声、

俺より前に聞いたことがあるやついるんだ?



って。





沸々と、また初めての感情が生まれる。




また唇を塞ぎながらベッドにの背中を寄りかからせて

そっと、服の上から胸の膨らみを触る。




………えぇ

思ってたより、胸あるじゃん。



中学の頃はほとんどぺちゃんこだったのに。




いつの間にこんなに育ったの?



………って、離れてる間か





ふーーーん





最初は形を確かめるように、やわやわと触る。


それだけでも感じているのか、漏れる声が徐々に増える。



Tシャツの隙間から素肌に触れると

ピクリと小さく震えて身体に力が入るから。



背中に手を回して撫で回すと、身体は震えるけど

少しずつ力が抜けていって。




そしてプツンと後ろのホックを外すと、たぶん


快楽とは別の意味で身体が反応する。
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