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【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか

第1章 プロローグ


試合が終わって帰っていると、

スマホが震えて通話ボタンをタップ





さっき私にボールを投げてきた人だ。





『もしもし?もう帰ってる?』



「お疲れ様。もうすぐ駅に着くよ」



『そっか。一緒に帰りたかったのに』



「えーーーー。待ってたら遅くなるじゃん。

てかボール!なに!ほんとに!」



『びっくりした?ナイスコントロールだったでしょ?』



「いやいやいや。ファンの人に投げなきゃ!

私に投げてどうすんの」



『が俺の一番のファンなんじゃないの?』



「いや、そういうことじゃなくて」



『いいじゃん。渡したかったんだもん。

…………お疲れ様でした』



「ねぇ。てかまわりに人がいるところでこんな話しないで」



『大丈夫だって。そのまま帰るよね?』



「どうしよ」



『待ってて。そのままそっち行くから』



「………はーい。ご飯いる?」



『いる!』



「わかった。作って待ってるから早く帰ってきてよ!」



『出る時また連絡する。帰り気をつけてね』



「はーい。じゃあね」





通話を切ったあと、

冷蔵庫の中何かあったかな?って考えるけど。





たぶん何もないや。





最近は忙しかったし、

一人のことが多かったから


ご飯は適当だった。





だからつい


スーパーを通り過ぎちゃいそうだな。

なんて考えながら、



電車の中で今晩のメニューを考えた。





久しぶりの料理。



久しぶりに倫太郎に会える。





さっきはあんな感じで言っちゃったけど。



帰りの足取りは軽かった。


(2021.6.5)
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