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【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか

第26章 仲直り(角名)


それから一緒に食べる準備をして

食べてる時は、そのままのいつも通りの。




「美味しい~!」とか言いながら食べてるし

祝日のバラエティの特番にも、二人で声を出して笑う。





「片付けいいよ。後で俺やるから」



「え、いいの?やったー!」





小さなご機嫌取り


だけど今はこういう積み重ねが重要。



久しぶりに見たいつものにホッとする。





………年始から続いていたアレは

いったいなんだったんだろう。



だからこそ、確認。





「てかさ」



「んーーー?」



「何ずっと怒ってたの?」



「あーーーー………」





忘れていたことを思い出したようで

約1時間半前の不機嫌なに戻る。




あーーーーあぁ。


だけどため息は飲み込んで





「俺なにかした?」





別に何もしてないけど

とりあえずこうやって聞くといい方向に向かうことが多い。





「うん」





……………げっ

マジか。





「えーーーっと、最近忙しかったから?」





忙しかったから?なんて言ってみたけど、

別に家にいないのはいつも通り。





「違う」





ですよねぇ。





「違うんだ」



「うん」





え、マジで何だ?

次に何を発するのが正解なのか。



全くわからない。





「違う?じゃあ俺わかんないんだけど」





わからないから、

わからないものはもうしょうがない。





「ほんとに?心当たりない?

私に言ってないことない?」





相変わらず不機嫌は継続中だったけど


膝を抱えて小さくなっているは

やっぱりもう怒ってはいなくて、シュンとしている。





「えーーーー」





言ってないこと、言ってないこと………

なくはないけど。





「えーーーっと、この前合コン行ったこと?」





といってもこれは年末の話なんだけど。





「そこでいい人いたの?」



「いや?いないけど」



「じゃあそんなことはどうでもいいの!」



「まじでわかんないんだけど?!」





…………。





そんな俺に返事はなくて。





……………はぁ。
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