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【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか

第26章 仲直り(角名)


「がさ、なにか嫌な思いしたんでしょ?

それは俺もイヤだし、だから謝りたいんだけど。

だけど言ってくれないとわかんないからさ。だから教えてくれない?」





一瞬ためらったけど

相変わらず小さく膝を抱えるの肩を抱き寄せる。


ふわりとの香りが久しぶりに鼻をくすぐる。





「リンさ、彼女欲しいとか思う?」



「え?」





あまりにも予想外の言葉に、

思わず気が抜けた声が出た。





「だーかーらーーー!

彼女欲しいと思う?!」



「え、なに?そろそろ結婚する?」



「は?」





今度はが眉間にシワを寄せながらこっちを見てる。





「ごめん。が何言ってるのか全然わかんない」





あまりにも予想外の展開で、気の抜けたままの俺に

真剣な話してるの!って怒られた。


いや、だって。





「お正月。リンがこの日に帰ろうって言ったのに、

先に帰ったじゃん」



「うん」





あ、先に帰ったことを怒ってたのか。





「で、その理由が北さんのお姉さんと会ってたからなんでしょ?」



「うん?」





先に帰っていることに怒っているのかと思っていたけど

どうやら違うらしい。





「で、その日お姉さんと二人でいるところをたまたまあおいさんが見て。

で、その時たまたま週末仙台でバレーあるんですけどって電話してて、

その時に倫太郎くん彼女できたの?って聞かれて」





???


………話が見えない





「………え、

あおいさん、俺と姉ちゃんが付き合ってると思ってたってこと?」



「わかんないけど、なんかそんな風に見えたって言われたの!

でもそれ私も知らないし!」





いや、知らないも何も。





「だから、もし付き合ってたら仙台まで試合見にきてるかもしれないから、

顔見てるあおいさんに確かめてもらおうと思って。

そしたら会場行ったら本当にいるし」



「で、も俺が姉ちゃんと付き合ってるって思って怒ってたってこと?」
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