【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第25章 仙台などでの出来事(角名)
姉ちゃん。
が可愛いのは正解。
だけど
「あと俺の幼馴染」
姉ちゃんのへの認識が
"治の彼女" だけだなんて、
絶対に許さない。
「え、でリンリンは北の姉ちゃんと付き合ってんの?」
え?なんでそうなんの?
突然の姉ちゃんは俺の彼女なのか?と問いかけてきた木兎さん。
思わず頭上にハテナが三つ。
「木兎くんやんなぁ?侑がお世話になってます~」
「ぼっくん世話してるの俺やで!」
「あんたが世話なんかできるわけないやろ。
あと倫太郎とは全然そういうんじゃないんよ?
この子らは弟みたいなもんやから」
「姉ちゃんは姉ちゃんやしな!」
で、その間にまたどんどん話は進んでいる。
「倫太郎が高校生の時、一人でこっちに来てたから
よく信介がご飯食べさせに連れてきてたんよ。
で、なぜかあんたら双子とかギンも一緒に着いてきてたもんな?
でもあの時は賑やかで楽しかったなぁ」
高校生の頃、単身で兵庫にいた俺に
北さんはよく、飯食いに来いと誘ってくれて
双子やギンと一緒にお世話になった。
そこにはもちろん姉ちゃんもいた。
俺らの面倒も見てくれて、本当の姉ちゃんみたいに思ってる。
そしてその姉ちゃんから「弟みたい」だという言葉を直接聞けて
ここ最近の荒んだ心がじんわり温かくなったような気がした。