【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第23章 仙台で(倫太郎の彼女)
「で、なんでこの四人なの?」
今までのほんわかとした雰囲気を一蹴。
倫太郎の低い声が通り過ぎる。
ただ、もちろん表情は変わらない。
てかソレ、
さっき古森くんが聞いてたじゃん。
もう忘れたの?バカなの?
「なんでって、ちゃんに一緒に飯食いに行かへん?って連絡して、食いにきただけやで?」
「は?」
「うんうん!ほんとそれだけ!」
今まで北さんのお姉さんとにこにこと話していたあおいさんがまた
慌てたように入ってきてくれる。
「なんなん?倫太郎はちゃんのことが好きなん?」
「は?」
「え?」
突然のお姉さんの言葉に、
私と倫太郎と、
ついでにあおいさんの時間?空気?
なんかそんなのが止まる。
「いや、だって。
こんなに怒ってる倫太郎珍しいし。なぁ?」
なぁ?って侑くんに話が振られる。
「え?そう?いつも通りやない?」
「そう?」
「うん。俺もそう思うけど?」
ここで古森くんの加勢はありがたい。
「そんなわけないじゃん」
「そうですよ?」
「………そうなん?じゃあなんかごめんな?」
「別にいいけど」
「それは大丈夫ですが」
やっばい。
こんなに大勢の人がいるところでこんなことを言われるなんて。
………ただ、わかるんだ。って