第2章 はじまり

倫太郎の言葉にホッとする。





「一応聞くけど、付き合ってないけど一緒にはいるでしょ？

………こういうことも、するでしょ？」



「こんなこと？」





そう言いながら私の腰を引き寄せて、

食べられちゃうんじゃないかっていうキスをされて。





「ま、そういうこと」



「俺はしたいけど？」



「じゃあ、するでしょ？

これからお互い彼女とか彼氏はどうするの？」



「どうしよっか？」



「とりあえず私は別れた方がいいよね？」





そう言いながら、

頭の中ではすでに別れるシュミレーション。





「まぁ手放しでそのままでいいよっては言えないけど、

別にわざわざ別れなくてもいいと思う」



「………なんで？」



「だってその方が興奮しない？(笑)」



「変態（笑）」



「いや、それだけじゃなくて（笑）

これは俺達だけの秘密でしょ？


に彼氏がいて、

その人はにとって自分が一番だと思ってるけど、

実はそうじゃないって。


でもそれを知ってるのは

以外には俺だけだと思うと、

それはそれでありかなって」



「相当変態だよ（笑）」





だけど倫太郎が言いたいことがわかる私も相当変態だし

そして、歪みすぎている。