第19章 仙台へ（新幹線）

「ちゃんはもうちょっとあとかな？」



「間違いなくあおいさんが先だということだけはわかります」





私は………



いつなんだろう。





「ちなみに倫太郎くんとそういう話ってするの？」



「最近はしてないですけど、

そのうち結婚はするとお互い思ってます。

もっと若かったリンは今より全然遊んでたし、

で、今は私に……

いや、リンにも？彼女がいるし。

お互い別れたら、そろそろゼクシィ買ってテーブルに置いとこうと思います」



「え？！そんな感じなんだ？！」





ウケる！って笑われる。





「とりあえず私が結婚したくなったらゼクシィ置いて

それが合図ってネタのように話してたんで（笑）

そしたらリンが婚約指輪買ってきて、プロポーズしてくれます」



「"してくれます"（笑）」



「はい。私のアクセサリーって、全部リンからのプレゼントなんですよ。

19歳の誕生日の時から、アクセサリーはずーっとピンクゴールドなんです。

で、この前のクリスマスはこれでした」





そう言いながら左手を上げて、小指に通っているものをあおいさんに見せる。