【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第19章 仙台へ(新幹線)
「今日の目的は試合よりも彼女です」
「………あ、そうでした。
でもさ、まだ彼女って決まったわけじゃなくない?」
まぁ、そうなんだけど。
「でも、普段の私たちとリンのことを知ってるあおいさんがそう思ったってことは、ほぼほぼクロだと思います。
ちなみに今日試合来れる?って連絡来てたけど
それも返してないから、今日はもう来ないと思ってるんじゃないんですかね?」
「え、そうなんだ?
あれ?でもチケットは?会ってないんでしょ?」
「それはポストに入れといてもらいました」
一応入れといてと言えば、
何かに怒っている私がまだ行く可能性があるということで
そこは素直に従ってくれた。
「あ、でも今回なんか関係者席しか取れなかったって言われて
関係者席らしいです」
「いつも違うんだっけ?」
「できるだけ一般席がいいって言ってます。
関係者席ってなんか嫌じゃないですか~」
「そういうもん?
でも無理矢理ちゃん家に来たりはしないんだ?
なんか倫太郎くんってちょっと強引なとこあるのかな~って思ってたけど、その辺はちゃんとしてるんだね」
「いや、来ましたよ?
けどチェーンかけてたんで入れず諦めて帰って行きました」
「徹底してるね~」
ケラケラと笑われる。
「久しぶりになんか私が怒ってるんで、たぶん困惑してると思います。自業自得なので知りませんけど!
でもあおいさんと一静さんは、こんなことないでしょ?」
一つしか変わらないけど、大人感漂う二人
いや、私も大人なんだけど。
でも、なんか!こう!
「そうだなーーー。
まぁ、あるかないかで言えば、ないかな?」
「やっぱり。さすが大人ですね」