【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか
第17章 クリスマスプレゼント(角名)
「じゃあ俺からも」
引き出しの中に入れていたプレゼントを取ってきて
「はい。メリークリスマス」
「ありがと!今年は何かな~」
二人とも見慣れたショッパー
それを鼻歌を歌いながら、がリボンを解いていく。
「え」
「どう?」
今年のプレゼントは、ピンキーリング
「かわいーー………
けど、指輪?」
が驚いているのはたぶん
それが指輪だったから。
初めてアクセサリーをプレゼントしたのは
この関係になってから、初めてのの誕生日。
ピンクゴールドのネックレス
の肌にはピンクゴールドが一番似合う。
だから、にプレゼントするアクセサリーは
全部ピンクゴールド
そしてその後
別のネックレスもプレゼントしたことがあるけれど、
それらは今でもの首に着いている。
それからいろいろ渡したけど
あれは、いつだったっけ。
いつか、初めての指輪は婚約指輪でいいよと言われ。
じゃあその時でってことで
今まで指輪をプレゼントしたことはなかった。
たぶん、だから。
「貸して」
まだ驚いているから
指輪をするりと取って、の左の小指にそっと通す。
「あ、すごい。ピッタリ」
「本当だ。え、号数とか知ってたの?
私、自分でもわかんないんだけど」
「知らない。後で交換できるって言われたから
とりあえず一番無難な号数にしてもらった」
「ということは、私は普通ってことね」
「そういうこと」
今まで何もついていなかったの指が
パッと華やかになって。
左手を顔の高さまで上げて
角度を変えながら嬉しそうにしてくれるに
俺の口元も緩む。
「え、でもほんとになんで指輪?」
「は俺のだから」