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【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか

第2章 はじまり


こんなにドキドキしたのは初めてだった。



キスも、それ以上のことだって

普通にやってるのに。





初めての時以上





唇が離れて目を開けると


目の前に倫太郎がいる。





「ねぇ。俺ドキドキしすぎて死にそう」



「私も。心臓飛び出るかも」





あの頃と変わらない。




ふふっ、て


二人一緒に笑う。





四年ぶりの倫太郎の笑顔に、胸がギュッとなる。





「、好き」





私の髪を撫でながら





「私もずーーっと

倫太郎のことが大好きだったよ」





言い終わるか終わらないかくらいに


また、唇を塞がれて。





今まで我慢してきた気持ちを

お互い抑えることなんかできなくて。







倫太郎がさっき言ってた。





私たちはもう、

前みたいには戻れないところにきてしまった。




だけどそんなの関係ない。





ずっと誰よりも大好きだった倫太郎。





その倫太郎も私のこと

大好きだって言ってくれてるんだもん。





その後のことなんてわかんない。





「ねぇ、なんでそんな顔してるの?

イヤ、だった?」





自分がどんな顔をしてるなんてわかんない。





「イヤじゃないよ。

大好きな倫太郎が抱きしめてくれてるから、

嬉しかったの」





倫太郎の頬に手を添える。





「本当に?」



「やっと好きって言えたんだよ?

ただ、今日まで長かったなーって思っただけ」



「もっと早くに連絡すればよかった」



「これからはまた一緒だよ」



「……………。」





私の言った言葉に

特に返事はなかったけど。





だけどそれ以上に強く


抱きしめてくれて。





そんな倫太郎の髪の毛をなでる。





「、愛してる」





その後はまた唇をふさがれて





その後





私たちは初めてひとつになった。
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