第17章 クリスマスプレゼント（角名）

着ていたパジャマを捲り上げると

の胸元に、この前までなかった痕があって。





「………治とヤッた？」



「…………。」





質問への返事はなかなか返ってこなくて

何か考えるような素振りをしながら視線を逸らされる。



………いや、考えなくてもわかるでしょ。


だけど、なかなか返事をしないにイライラして。





「ねぇ？」





思わず低い声で問いただす。



別に今までもが他の男と付き合っていたことはあるし、

今回もそれまでと変わらない。





………いや、こんなにも苛立ってしまう理由



俺が知っているヤツなのかどうなのかということは

思いの外重要だったらしい。