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【ハイキュー】私の苗字は角名になるのか宮になるのか

第15章 クリスマスの朝


「………ぅう、ん」





治くんの低い声



そして後ろから抱きしめられて、

しばらくした後



頭に触れるこの感触は、たぶんキスをされている。


それを心地いいな、なんて思いながら

だけど知らんぷりをするんだけど。





「ちゃん……?」





少し掠れた声



起きていることを気づかれているのか。



でも、だとしたら寝たふりをし続けるのもなぁ。

なんて思って


ゆっくりと寝返りを打って、

私よりも少し高い位置にある治くんに顔をむけて





「おはよ」



「あ、おはよう。すまん、起こしてしもた?」





と、いうことは

私が起きていたことに気づかれていなかったんだ。


なーんだ。





「ううん。なんか治くんに呼ばれた気がして。

目が覚めちゃった」





とぼけながら返事をすると、優しく髪を撫でられる。





「朝起きたらちゃんがおったわ」



「んーーーー?びっくりした?」



「まだ夢の中かと思ったわ」



「夢の中かも」





ふざけながらそう返すと


それは困るなぁ。と返ってきて、

そのまま唇を塞がれる。
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