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[ONE PIECE] 癒し恋 〜ローver〜

第20章 力の代償



「いや…喋れって……今で、結構…キツいんだけど…頭痛い」
「あァ…お前今熱あるからな。」
「熱? ……風邪…?」
「…コレも“能力の代償”なのか?」
「いや、違うと思う。…ごめん」
「ただの風邪か…」
「真鈴さん、しばらく寝ててください‼︎」
「……そーします」

ローは真鈴を寝台に寝かしつけ、布団をかぶせた。

「…俺はしばらくココにいる。」
「うん…」

真鈴の頭を優しく撫でた。

「あ…僕は他の奴らに言ってきますね‼︎」

空気を読んだのか、ベポは部屋から出て行った。

「サンキュー…って、もういねェ」
「行動…早いね…ベポ」

真鈴は喋るのも苦しそうだ。

「無理して喋るな。」
「さっき、喋れって…言ってた、のに…」
「……忘れろ」
「…。」


…その頃、船員達は。

シャチ「目ェ覚ましたのか⁉︎」
ベポ「うん。…ただ、」
『ただ?』
ベポ「…すっげー熱出してる」
船員3「え、大丈夫なのか…」
ペンギン「船長いるから大丈夫だろう。」
船員3「あ、そうか」

…ここから男子トークに入ります。←

船員5「…てかさァ、船長、すっげーベタ惚れじゃね? 真鈴ちゃんに」
船員2「そりゃそーだろ。初カノなんだからさ」
船員4「…いいよなァ、彼女ー…」
船員3「俺も欲しいー…」

…沈黙。
部屋に静けさが戻った…中に数名のため息が響いた。

船員3「…虚しくなってきた」
船員5「止めようぜ、彼女求める話…」

船員5がある人物の方を向きながら言った。

シャチ「…なんだよ」
船員5「いや…何も。」
シャチ「じゃあ憐れむような目で見るなよ…」
船員5「…否定は、しない」
シャチ「いや、そこは否定しろよ⁉︎ 何気にヒドイぞ⁉︎」
船員5「(苦笑)」
シャチ「ますますひでェ‼︎」
ベポ&ペンギン「(苦笑)」
シャチ「みんなヒドくね⁉︎」

…そう言ったシャチの頭には暗〜い縦線が入っていた←

その頃、ローはー…
真鈴の手を握り、彼女のそばにいた。

相変わらず熱は高いようで、真鈴は苦しそうだ。
ローの手をギュ、と強く握ってきた。

「はぁはぁ……暑い熱いあつい…」
「少しの辛抱だ…頑張れ」

ローは真鈴の額と首元の汗をタオルで拭った。
…とその時、ベポが部屋に入ってきた。
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