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[ONE PIECE] 癒し恋 〜ローver〜

第19章 未知の火山島



(どうしよう…何をすればいいか分からない…‼︎)

周りに聞こうとするが、皆慌ただしく動いている。
運良く、ローが近くを通った。

「ロー‼︎ 私どうすれば」
「船結構揺れるから、コケねェように柱にでもしがみついておけ‼︎」
「分かった…」

真鈴は近くの柱(壁?)にしがみついた。
…途端、船が大きく揺れた。
船員数人がコケかけた。

(…しがみついてて良かった)

ベポ「いかり降ろしてー‼︎」

いかりが降ろされ、船が固定された。

『ついたぞー‼︎』
『うおぉぉぉ‼︎』

船員達が声を荒げる。

「真鈴、もういいぞ。船止まったから」
「キャ⁉︎」

ローが柱(壁?)から真鈴を引き離し、彼女を肩に担ぎ上げた。

「ちょっ…おぉぉぉ‼︎」
「暴れるな…」

そのまま船の縁まで移動した。

「ーえ、この島⁉︎」
「あぁ」

近くで見るのと遠くで見るのは全然違った。
噴火口が、島の中心部にあり、かなり盛り上がっている。
噴火口まではかなり、とはいかないが、少し距離があった。
そこからうっすら煙が発生していた。
周りはほぼ黒一色で覆われており、ところどころに、火山灰であろう白いモノが地面を覆っていた。

「安…全……なの…?」

…船員全員が抱いた疑問だ。
そしてローは真鈴を地面に降ろす。

シャチ「なんか…地面熱そう…」
ペンギン「…鉄か石ねェか?」
シャチ「え、なんで?」
ペンギン「調べるんだよ。」
船員5「釘ならあるぜー」
ペンギン「それでいい、よこせ」

船員5はペンギンに釘を一本、手渡した。
釣竿の先にくくりつけた。

「よっ…しょ」

竿を投げた。
釘は孤を描き、島の中心の方へ飛んでいった。

シャチ「だから何してんの⁉︎」
ペンギン「温度調べるんだよ‼︎ どうするんだよ、もしも地面が100℃超えてたら。」

靴溶けて火傷するぜ?、と付け足した。
船にいる者全員がそれを想像し、身体を震わせた。

ペンギン「もうそろそろ…引いてみるか」

竿を引く。
船員全員が固唾を飲んだ。

ペンギン「よ…っと」

戻ってきた釘を見る。

ベポ「溶けてない‼︎」
船員5「じゃあそんなに熱はねェってことか…?」
「…俺が見に行く。ベポ、お前も来い」
「あ、アイー…」

ベポはまだ不安そうだ。
2人はゆっくり船から降りた。

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