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[ONE PIECE] 癒し恋 〜ローver〜

第18章 心の気持ち



「え…あ、あぁ」

…ふと、身体に違和感を感じた。

(…まさか)

下半身に熱が溜まっている。
…知らぬ間に興奮していたようだ。

「…っ‼︎」

(マズイな…こりゃ)

真鈴はローの状態に気がついていない。
…結局、自分で慰めることもなく、真鈴に引っ張られ、皆がいる部屋の前まで辿りついた。
真鈴は扉を勢いよく開けた。

「連れてきたっ‼︎」
『ピギャっ⁉︎』

いきなり、そしてかなり勢いよく扉を開けたので、ほぼ全員が驚きその場で跳ね上がった。

船員3「び…びっくりするじゃねェか‼︎」
ベポ「心臓止まるかと思った…」
「あー…ごめん」
船員3「…というか、遅かったッスね」

ピクッとこの部屋にいる人皆が反応した。

(やっぱりこの疑問湧くか…‼︎)

「ろ…ローがなかなか起きなかったのよ‼︎」

真鈴は叫んだ。

船員3「船長駄目じゃないですかぁ〜」
船員6「お寝坊しちゃって〜」
「寝坊じゃねェ、二度寝だ。」
ペンギン「……結局を言えば寝坊じゃないですか…」
「…。」
船員4「飯冷める…」

ボソリと食いしん坊の船員が呟いた。
それを聞いたベポが話をしめくくる。

ベポ「はい‼︎ 細々した話は後にして、ご飯食べましょう‼︎ 結局皆お二人のこと待っていたのですから‼︎」
「⁉︎ 食べてていいって言ったのに…‼︎」
ベポ「いいからいいから‼︎ キャプテン、座って‼︎」
「あぁ。…トイレ行ってからでいいか?」
ベポ「どーぞ?」
シャチ「…。」

ローは一度部屋を出た。

…シャチはローの状態に気がついていた。
部屋に入ってきた時に、真鈴の顔が赤くなっていたことに気がつき、次にローを見れば、なんかもじもじしていた。

(船長…もう我慢の限界かな)

真鈴の話を聞いて、昨晩ヤっていないことを知っているシャチは、ローは相当溜まっているのではないかと思っていたのだ。
彼女に朝起こされる新婚さんに定番なシチュ。
…男なら興奮するに違いないシチュエーションだ。
(あくまでシャチの考えです。)
真鈴のことを考えて興奮を抑えている、といっても限界は限界。
…シャチはローを憐れみに思った。

「私ローの分のご飯ついでくるー」

…真鈴はそんな男の事情に気づかず、気楽にキッチンへ向かった。


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