• テキストサイズ

[ONE PIECE] 癒し恋 〜ローver〜

第15章 ヨゾラ島


「ロー…さっきのっ」

ローに唇で言葉を塞がれた。

(え…)

…が、すぐ離れた。

「…船戻ったら、話してやる。それまでジッとしやがれ…」

ローは真っ赤になりながら言った。

「………はい」

(え、私…今、ローと……⁉︎)

心臓がバクバク鳴っている。
そっと唇に手を添えた。

「手ェ離してると、振り落とされるぞ。つかまっておけ。」
「‼︎」

真鈴はおずおずとローの首に抱きついた。

(…………ロー…)















…船に到着した。
ちょうど、ベポとばったり出会った。

「あ、キャプテン‼︎ …って」

(何で顔赤いの⁉︎ 今まであんなに赤くなったキャプテン、見たことないよ⁉︎)

「…んだ、ベポ。言いてェことがあんのか…?」

ギロリ、とベポを睨みつけた。

「い、え、な、何もー…」

(…赤くなってるキャプテン可愛いなんて、言ったらバラされる…)

「は、早く交代しましょーか‼︎」
「あぁ。」
「おぉーい‼︎ 交代タイムー‼︎」
ペンギン「ん?」
船員2「ありゃ、もうそんな時間か。」

船員2がロー達の前に降り立った。

船員2「早かったですねー。」

(…というか、何故真鈴ちゃん抱き上げっ放しに…)

「あ? そうか?」
船員2「どうでした? 祭りは」
「…まぁまぁだ。」
「…。」
「楽しかったですよー‼︎ …可愛い雌グマちゃんはいません(フラれた)でしたけど…」
船員2「そうかー。」

その間に、他の船員が降りて来た。

ペンギン&船員1(…何故真鈴ちゃんを抱きっぱなし⁉︎)

「ほら、揃ったのならさっさと行ってこい。」
ペンギン「あ、はい。」
船員1「じゃあ…お構いなく。」
船員2「船は頼んだ、ベポー‼︎」
「僕だけ⁉︎」
「…そんなわけねェだろ。」
「デスヨネー」

…そんなこんなで舟番を交代した。

「僕、展望台の所にいますからー‼︎ 甲板はお二方でよろしくお願いします‼︎」
「おう。」
「…はい」

ちなみに真鈴はもう下ろしています。
ベポは部屋に入り、階段を登っていった。
…2人きりになった。

「…とりあえず、座ろうぜ。」

ローが前の船員達が出したイスとテーブルを指差した。

「…はい。」

ローの後ろからついていく。
その間、心臓が破裂する程バクバク鳴っていた。
/ 230ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp