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[ONE PIECE] 癒し恋 〜ローver〜

第15章 ヨゾラ島


男1「あ”ぁ⁉︎」
男2「なんだよ、テメェに関係ねェだろ、この女に」
「ある‼︎」
男123「⁉︎」

ローは抜刀し、刀を構えた。
手を伸ばしー…

「…テメェら覚悟しろ……“ROOM”」

薄い膜のような円が周りに広がった。

男3「‼︎ やべェ、逃げるぞ‼︎」
男1「⁉︎ おい、あいつ撃っちまえ‼︎」
男2「俺⁉︎」
「“シャンブルズ” ‼︎ …そいつはー…」

男1「ギャ⁉︎ 女が消えた⁉︎ しかも何故木を締めて⁉︎」

真鈴はローの腕の中に収まっていた。
首を締める力がなくなり、空気が一気に流れ込んだ為むせてしまった。
…が、その苦しさも、ローが放った言葉によってかき消された。

「こいつは……俺の女だ‼︎」
『‼︎』
「っ⁉︎」

ドクン、と真鈴の心臓が高鳴る。
…ローの刀が男達の身体を横にないだ。

『ギャアアアアアアア‼︎』
「こんなんじゃ済まさねェよ…“シャンブルズ”」
『うわアアア⁉︎』

真っ二つに別れた男達が円の中でぐるぐるまわる。
そして、バラバラにくっつけられた。

男3「ギャアア‼︎ これ俺の下半身じゃねェー‼︎」
男1「それ俺のー‼︎」
男2「イヤアア‼︎ 何故木と合体してェェ⁉︎」

…無様な姿にさせられた。

「…行くぞ。」
「…っ」

抱き上げられた。
そのまま一目を避けるように、路地をつたって行く。

「…っろ、ロー…‼︎」

やっとのことで声を絞り出せた。

「…。」

真鈴は泣いていた。

「…ありがと、う…ごめ、んなさい…‼︎」
「……お前が謝る必要はねェ…」

ギュ、と抱きかかえる力を強めた。

「俺が見失ったのが悪い……すまねェ…」

(見聞色の覇気があったからすぐ見つかり、良かったものの…首締められているあいつの姿を見て、気がおかしくなるかと思った)

「ましてや、もし、俺が来なかったら…」

ゾワリ、と背筋に寒気が走った。

「ローは…来てくれたじゃない。ちゃんと見つけてくれたじゃないの…‼︎ 私、すごく嬉しかった…安心した」

手の甲で涙を拭い、ローの顔を見て言った。

「…そうか。」

ローは走るスピードを速めた。

「…とりあえず、船戻るぞ。」
「うん…。……あ、ねェ、ロー…」

(さっきの…“俺の女だ”って…そういうことなの? ローも私と同じ気持ちなの…?)
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