第2章 ‘‘清者”
「お、おい、起きろ‼︎ しっかりしろぉ‼︎」
ざわめく海兵達をよそに、ローはまわりを見渡した。
「…‼︎」
近くの建物の影に、長く太い鉄パイプが何本も立っていた。
「…やるか、いちかばちか…‼︎」
ローは妖艶な笑みを浮かべた。
「ルーム………はっ」
鉄パイプのある建物に瞬間移動した。
「…ルーム、シャンブルズ‼︎」
「おい、起き…うわあぁぁぁ‼︎」←鉄パイプにより、空中へfly
「がほっ⁉︎」
「ぐべっ⁉︎」
「な、なんでいきなり鉄パイプがあぁぁ⁉︎」
「お、おい‼︎ 女が閉じ込められたぞ‼︎」
「⁉︎ ま、マズイ‼︎ 早く取り出せっ‼︎ トイレに行った青雉さんが戻ってくるまでに‼︎」
「この女に何かあったら、俺達死ぬ(殺される)ぞ‼︎」
数秒後、海兵達が鉄パイプをぶっ壊して中に突っ込んだ。
だが、女の姿が見えない。
それを見た海兵の1人が、
「い、いない⁉︎」
「は⁉︎ いないだと⁉︎ どこ行きやがった、探せぇ‼︎」
「あの女にそんな能力あったっかけ⁉︎」
「ねェよ‼︎ いいから探せ、早く‼︎」
その頃、女はローに抱えられていた。
「…よし。」
ローはその場から消えた。