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【S】ぱくり(気象系)
第2章 肉食
しばらく、そんな風に触ってた。ちょっとぼんやりしつつ、もう半分無意識に。
そしたら
「パクッ」
「!」
あまりにビックリしてコトバが出なかった。
だって指
食べられてる。
…翔ちゃんの唇に。
「――――…」
硬直してたら
ゆっくり、瞼が開いて
私の指を咥えたままのその唇が、少し笑った。
そして
「っ!」
中で生温かいものにくすぐられて、慌てて指を引いた。
な、舐めた!?
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