第1章 感は鈍いが運はいい【沙明】【裏】
…言うのか?言わないのか?
知りてェっちゃ知りてェし、知りたくねェっちゃ知りたくねェ。
複雑な気分だぜ…
すると、が口を開く。
言うか?言っちまうのか!?
「……本人の前じゃ、言いたく、ないな…」
"本人の前じゃ"???
つまりソレって…この中にが好きなやつがいるっつーことか!?
オイオイオイ、誰だよマジで。
俺か?俺なのか?
つーか俺であってくれ。
「俺に告白したいやつ、ゥゥウェルカァーム!……遠慮すんなって。俺は結構何でもイける口だぜ?」
脱線しかけた思考を取り直して、俺も雑談に乗った。
グノーシアとは全く関係ねー話して、消されねーようにしねーとな。消されちまったら元も子もねーしよ。
アイツと話すことも出来なくなる。
その後しばらく、恋愛の話で盛り上がった。
さてと、話が別の方向イっちまったからまた戻らねーとな。
「ただのカン、だけどな。SQは、……ダメかもしんねー」
次はSQかァ?まあ俺は全くわかんねーからハニー(仮)の判断に任せるわ。
「おっと、そうきましたか。ううん……」
「私は、SQを守る。SQを疑うなら、私は戦うから」
「うん。私もSQはそんなに怪しくないと思う」
ハニーが乗ってきたから、俺もそこに乗っかる。
話し合いは割と続いた。あーあ、早く終わんねーかな…