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【グノーシア】【短編集】広き宇宙の色恋船旅

第1章 感は鈍いが運はいい【沙明】【裏】


3日目。今日は誰も消滅しなかった。
守護天使が働いたっぽいな。グッジョブ。
は白確定だし、エンジニアだし狙われやすいからな。
まあだからといってを襲おうとしたのかはわかんねーけど。
「そう、そう!被害者ゼロ!お願い、このままで…」
セツが心底嬉しそうに人数が変わっていないことを喜んでいる。ま、被害者が増えねーのはイイコトだし?俺もちょっとは嬉しいけどな。
「私はシピを調べたけど、人間だったよ」
お、シピは白な。OKOK。
「他に連絡事項はない?」
「コールドスリープした奴、調べておいたよ。ああ、当たりだよ。オトメはグノーシアだった」
へー、じゃあコイツが言ってることは本物なんだな。
信用しとく。
「言うまでもない事だけど、シピがドクターだと確定したね」
「ああ、俺はドクターだよ。ありがとなラキオ」
これで役職持ちの白確が2人になったワケだ。
ヒュウ!これもう勝てんじゃね?
「……ラキオは、信用できない」
「ラキオがヤバいって?そりゃそうだ」
コメットが乗っていく。
ラキオはまあどっちかって言ったら信用してる。
まあ弁護してやるよ。
「へぇ…キミ、僕の事疑ってるンだ」
「私、ラキオを信じてるよ」
「気にすんなよ、ラキオ。俺はお前の味方だ。OK?」
も信用してたのな。コイツと一緒の意見だったらOKだわ。
「あー、ちょっと聞きたいんだけどな。みんな、大切な奴はいるのか?コイツだけは不幸になってほしくねー、てな」
シピが雑談をかましてきた。
大切なヤツねェ…真隣にいんだけどな。
ちらりとの方に視線を向けると、頬を赤くして俯いていた。
なんだ?急にどうした?
………まさか好きなヤツがいるとかじゃねーだろうな?
それ俺じゃなかったら泣くぞ?マジで。
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