第2章 異変【ラキオ】【裏】
何も言わずに私の秘部をじっと見るラキオ。
そんなに見られるとさすがに羞恥心が湧いてきてしまうのだけれど、そんなことを言ってもやめてくれないのはもう十分わかっている。
そんなことを考えていると、急に私の中に異物が侵入してきた。
「ひ、あぁっ……!?んんん……!」
「ふむ、性行為時の触れられた部位による雌の反応は箇所によって違うようだけど、君はどこもかしこもほぼ同じ反応を示すね。かなり興味深い」
はぁ、はぁと荒い息を吐きながら、彼から次々と与えられる快感に耐える。すぐに昇りつめてしまったら、この行為もさっさと終わってしまうじゃないか。
できるだけ長く、堪能していたい。
私の我儘だけど、仕方がない。
ラキオがこんなことをしてくれるなんて、彼が言った通り本当はありえないことで、奇跡に近いんだから。
でも、そう長くは持ちそうにないかもしれない。
「い、ひぁ……!ふぁぁっ……!だめぇ……ッ!」
「何?もう限界なの?なら、早く絶頂を迎えることだね」
「はぁあっ……だめ、いく、イくぅぅぅ……!」
快感に抗えず、あっさりとイってしまった。
もっともっと感じていたかったのに、こんなにも早く昇りきってしまったなんて。少しの情けなさと、それを上回る脱力感が私を襲った。
「何ボケっとしてるの?まだ終わってないだろう?」
危うく眠りそうになってしまった所を呼びかけられて止められる。
私が目を向けた先には、服を全て脱ぎ捨てた、ありのままの彼がいた。