第1章 こんなに緩くて大丈夫ですか?
『あ、黒尾さん。お疲れ様です。』
ぺこりと頭を下げる。
そう、この人が私と同棲をしている彼。
黒尾「俺は帰宅するように。と言ったはずですが?」
『夕飯の買い出しです。
もう食材が無かったころだったから。』
黒尾「俺が帰りに買おうとしてんのに、こんなに買ったら重たいだろ。」
『そんなに、けど、黒尾さんならきっと来るかな。と
思ってたので心配はしてなかったです。』
にこりと微笑んで
黒尾さんを見上げた。
黒尾「あぁ、もう。
ドウシテソンナニカワイインデスカ。」
ぎゅーてされた。
ここ、スーパーの中。。、