第1章 こんなに緩くて大丈夫ですか?
〜ロッカールームにて〜
キィー…(扉開けて)
バッグの中身を整理して、スマホを手にとる。
メールのチェックや青い鳥のエゴサをして
ズボンのポケットにスマホを入れる。
バタンッ…!(扉を閉める)
『…今日も一日、お疲れ様でした。
また明日も、よろしくお願いします。』
誰もいないロッカールームに挨拶してから
帰宅する。
同棲している、彼がいる場所へ。
『(今日は何にしようかな。)』
帰りがてら、スーパーに寄り
買い物をする。
今日はカレーにする予定。
『(確か、実家から野菜分けてもらえたから
お肉くらいかしら?)』
正直、私は牛肉より豚肉の方が好きなので
豚肉を選んで、
そろそろ無くなりそうになってたお酒や飲み物を買う。
お会計をしていたところに
「どうして真っ直ぐ帰らないんデスカ?」