• テキストサイズ

【黒尾鉄朗】甘すぎず、緩すぎない。

第1章 こんなに緩くて大丈夫ですか?



洗い物を全部食洗機に入れて
乾燥までやれるように設定する。



ピッ…!(食洗機設定する)




『洗い物終わりましたー!黒尾さんはシーツ終わりましたー?』




声を掛けながら、黒尾さんの自室に向かう。



黒尾『んー、俺の方も終わったぞー』





返事をしながら部屋を開けてくれて
私は黒尾さんの手を掴んで



『最後は歯磨きですよ。行きましょう。』


黒尾『りょうかーい。』




素直に手を掴まれたまま洗面所にむかう。




黒尾『そういえば、お前の髪、まだ濡れたまんま。』






わしゃわしゃとタオルで髪を拭いてくれる。
あ、トリートメント忘れてた。




『歯磨きのついでにちゃんとドライヤーします。』


黒尾『トリートメントも怠らないでくださーい。』


『なんでバレるの。私言ってないです。』


黒尾『表情で判断しました。』


『やめて、顔見て判断するの。』


黒尾『俺の特権♪』




反論しながら歯磨きを始める。

シャカシャカと歯磨きの音だけが洗面所に響き渡る。




『…んー。』シャカシャカ


黒尾『ん、ほっぷ(コップ)』


『ふぁい。』



水の入ったコップ渡して口の中を濯ぐ。
黒尾さんに続いて私も歯磨きを終える。



ガサゴソ…(ドライヤーを取り出す)


カチャ…ブォー!(コンセントに差して電源を入れる)



『んん、暑い…。』



ほとんど乾いていたおかげでそんなに長時間
熱風を浴びることはない。
トリートメントを付けようとドライヤーの電源を一旦止める。



黒尾『ほい、俺がトリートメント付けてやるよ。』


『あ、ありがとう、ございます。』




サラッとトリートメントを手にとって
私の髪に馴染ませてくれる。
丁寧にやってくれるから、嬉しい。



黒尾『よし、全体にできたぞ。』


『丁寧にやってくれるから好きです。』


黒尾『まぁな。』




歯磨きとドライヤーを終えて
黒尾さんの寝室に向かう。


時刻は23:08

/ 20ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp