第1章 こんなに緩くて大丈夫ですか?
むすっとしながらカレーを食べ続けて
『(確かに負けちゃったけど、一緒に寝るのは恥ずかしい。)』
モヤモヤと心の中で葛藤していると
私の心を読んだかのように黒尾さんは
黒尾『俺と寝るのそんなに嫌なの?』
『え、あ、嫌ってわけじゃ…。』
黒尾『嫌じゃないのに拒否られるのも流石にクるとこあるわ〜』
笑ってるけど、傷ついたような顔してる。
こういうときの黒尾さんは大抵…
『本当に傷付いてるけど、半分私で遊んでるでしょ?』
黒尾『あれ、バレた?
さっすが、 チャン♪』
『語尾上がってるのバレバレでーす。』
こういう会話をしながら
既に私も黒尾さんもカレーとサラダを平らげている。
今は2人だけの時間。
黒尾『さて、食べ終わって雑談したし。
食ったもの片付けるか。』
『明日やろうと考えてたけど、今洗い物やっちゃいます。』
黒尾『おう、さんきゅー。』
カチャカチャと洗い物をしていく。
最後は食洗機かけるし。、乾燥機も一緒にやれば明日には綺麗なまま食器が使える。
黒尾『ベッドのシーツとか俺がやっとくから
早く終わらせてこいよー』
『はーい。お願いしまーす。』
時刻は22:48