• テキストサイズ

夜街の陽炎 ~No.1の男女の恋~

第5章 competition



けれど、仕事をしながらでも龍ちゃんは毎回ちゃんと味わってくれるし感想もくれる。

まぁこういう乙女心を自然に分かっているところがさすがという感じなのだが。



「ん〜美味しい〜
やっぱレオナは良いお嫁さんになるね」


「冗談やめてよ…お嫁さんになんてならないし」


「え?」


「てか、なれるわけがない」


「は、なんで?そんなことあるわけないでしょ、だって」


「客とは結婚したくない。絶対に。」


「あ〜…」


龍ちゃんは納得の表情をした。

こういう仕事の男女が結婚する相手なんて、
だいたいは元客だ。


「じゃー、ホストは?」


そう。それか、これ。


「ホストなんてもっとヤダ」


「ガーン!」


…なにがガーンなんだか…全く…



/ 267ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp