• テキストサイズ

夜街の陽炎 ~No.1の男女の恋~

第4章 Jewel


その後も、俺とも撮ってください!などと言われ、一人一人と写メを撮ったりした。

嬢たちはというと、明らかに龍也と撮りたいというのが表情で語られていたので、今だけは仕事の場だということを大目に見てやろうと思い、私が承諾し、撮ってあげた。


案の定全員とても喜んで盛りあがっている。

まぁ…とりあえずは良かった。

変な空気にはならなそうだ。


「今日のレオナのドレス、めちゃくちゃ似合ってる。それもプロデュース品?」

「ん…。そう。そゆことになってるやつね。」

「ふっ…」

私たちにしか分からない話をコソコソとしていたら、ボーイに呼ばれた。


「あ、もう呼ばれちゃった…
悪いんだけど、もう戻れないかも」

「うん、いーよいーよ。来た時ボーイさんにも言われてたし。あと少し、お仕事頑張って。今日もアフターあるでしょ?」

「…んー…今日は…龍ちゃんがアフターして。」

「っえぇ?!」

彼は心底驚いた様子でジュースを喉に詰まらせて咳き込みだした。
/ 267ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp