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夜街の陽炎 ~No.1の男女の恋~

第2章 encounter



その後も、自分たちにしか分かり合えないような話をしたりしてほんの数分でかなり打ち解けた。


彼は清楚な黒髪で、高級ブランドのスーツをかなり自然に着こなしている。

アクセサリーは一切つけていない。
強いていえばフランクミュラーの1千万近くする腕時計くらい。
おそらくいくつも腕時計を持っているのだろうが、確かにこのネクタイとこの時計はとてもよく合っている。

私は職業病と言うべきか、男性の腕時計を何より先にチェックしてしまう。
どこのブランドのいくら位のどういったデザインを身につけているかによって、その人の人間性やステータス、好みなどが大体わかるからだ。

けれどこの人に関しては完全にその日の自分とマッチさせて選んでるだけだろうし、きっと数え切れないくらい持っているだろうからちょっとまだわかんないな。

ネイルも綺麗に整えられていてピカピカに磨かれている。

時折見せる白い歯はきっちりメンテナンスが行き届いていてまさに1寸の曇りもない色でいて美しい歯並び。
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