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夜街の陽炎 ~No.1の男女の恋~

第9章 resist


ー龍也sideー



警察の対応は思ってたより早かった。
まぁ、あれだけ言ったからかな?


ただ、バーの防犯カメラの映像と薬の小瓶だけでは充分な証拠にはならないから、加害者を1度事情聴取する必要があると踏んだ。


事件のあった2日後にはレオナは止めるのも聞かず出勤してしまっている。

またあいつが来たら…
と考えるのは当然だが、店長にだけは"ストーカー被害"という名目で話し、出禁にしてもらったらしい。
おそらくこれは店の看板であり信用のある彼女が言うことだから叶ったことでもあるだろう。

そして、マンションを知られている以上、
しっかり最後までヤマトくんが彼女を送り届けることも当然の如く守り、そして俺はというと、逐一彼女とラインのやりとりをこまめにしている。


そしてついに、事情聴取を受けたであろう次の日に
あの男、及川はマンション前に現れた。


俺がレオナよりも先に帰宅できた時は、ずっとマンション前で待ってるんだけど、なんとそのタイミングにこいつは現れた。

1度しか見たことなかったけどすぐにわかった。

こいつはどう見てもあの男だと。
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