第8章 cruelty ■
「りゅ、ちゃ…キス…して…っ…」
「ん…」
深く慈しむような優しいキスをしながら
絶頂へと導いてくれた。
私は何度も何度も達してしまった。
本当は、龍ちゃんが欲しかった。
私の中を何度も突いてほしい…
龍ちゃんは及川さんが出した精液を
全て掻き出して洗い流してくれた。
悔しそうに顔を歪ませながら。
「一緒に帰ろうな、レオナ。」
気がつくと、龍ちゃんは優しげな笑みに変わっていて、
私の頬にキスを落として
「もう大丈夫…
俺がついてるから…」
またギュッと抱きしめてくれた。