第8章 cruelty ■
龍ちゃんは一瞬目を見開いたかと思えば、
ギュッと泡まみれの私を強く抱き締めた。
「抱けるに決まってるだろ…
後で…俺に上書きさせろよ…っ…」
苦しそうな声でそう言って、
「大丈夫。苦しい想い出は全部俺が上書きするから…」
触れるだけのキスをした。
「…中…洗い流すね?」
私の秘部にグッとシャワーを押し当ててきた。
「んぁっ…」
腹部に暖かい湯が溢れてくるのがわかる。
薬のせいで鋭敏になっているせいか、
シャワーを押し当てられただけでイッてしまった。
龍ちゃんは気が付いたように秘部にゆっくりと指を挿入してきた。
「はぁっ…んんっ…ひぁっ…」
「少し…楽になるかな…」
そう言いながら中の肉壁を小刻みに擦ってくる。
それと同時にドロドロと白濁液が流れているのだろう。
龍ちゃんは顔をゆがめて
私のそこを見つめている。
「… レオナ…ごめん……」
なぜ、彼が謝るのだろう…
もしかして、やっちゃんを借りて行ったことに
責任を感じている…とか…?
それとも…なにか別のことを…