第2章 高校2年の夏ー動く気持ちー
暫く抱き合っていた私たちはその後も何度もキスをしては笑い合う
すると私はあることに気付く
「あの...先生?」
「んー」
「その、大きく、なってません?」
「そりゃぁおまえ裸で抱き合ってキスしてたらそうなるわなぁ」
そう言って実弥先生の手は私の胸に伸びてくる
「ッぁ」
「反応が可愛いねぇりほちゃん」
「も、ァんッ...そんな抓らないでぇ」
「これがいいんだろ?」
きゅっと抓られた乳首にびくんと反応すれば実弥先生のソレも大きくなっていくのが分かる
「もぉダメですからね!」
「なぁに言ってんだぁ?まだまだ夜は長いんだぜ」
実弥先生は身体を起こし私に覆い被さると首筋に舌を這わせた
言うまでもなくその後あと2回は抱かれたのだった
昨夜気づくと眠ってしまっていた私はカーテンの隙間から入る日差しで目を覚ました
実弥先生に抱きしめられて眠ってしまったのだと気付いて自分が裸なのを思い出す
昨夜の情事を思い出して急に恥ずかしくなる
あんなに乱れたのは初めてだ
実弥先生は私が初めてじゃないと知ると激しく抱いてきたのだ
実弥先生を起こさないようにゆっくりと腕から抜け出して散らばった洋服を手に取ろうと実弥先生を越えようとした時
「胸当たってんぞ」
胸元で実弥先生の声が聞こえた
そしてそのまま胸にしゃぶりつかれる
「ゃッ...!」
「おまえが押しつけてきたんだろ」
「そんなつもりじゃ、」
やわやわと右手で胸を揉まれ私はこれはまずいと思い急いで離れる
「服を、取ろうとしただけです」
「着る前にもっかいヤッとくか?」
「しません!」
実弥先生がこんなにもエッチだったなんて知らなかった
私は少し怒ってベッドから降り服を急いで着た
「あーあ、着たのかよ」
「実弥先生も早く着てください」
まだ裸のままの実弥先生の身体は逞しくて目のやり場に困ってしまう
「仕方ねぇな」と落ちた服を手に取り着替えを済ませると2人で遅い朝食を取りにリビングに向かうため扉を開けた
ーガチャ
「あ、おはよ兄貴」
「お、おぉ」
私の前で立ち止まる実弥先生は誰かと話している
その誰かは考えるでもなく弟の玄弥くんだ
「なに?また女連れ込んでたの?」
「おまっ!またとか言うな!」
実弥先生は玄弥くんを思いっきりぶった叩いている
ん?また?
連れ込む?
私は実弥先生を睨みつける
