第5章 大人の事情※
浅く息をつきが体を起こす。
「今日だけ、今日だけだから……」
そう言いながら腰を沈めてナカに
俺を受け入れていく。今日、だけ?
なんだそれ、どういう事だ……?
「は、ぁ……ぅ……」
こんな事までしておいて、
そんな顔して、今日だけって。
意味が分からないだろ。
快感に堪えるように縮こまった
を掴み地面に押し倒す。
「……っ、ゲンガー?」
「ゲゲ……!」
俺の怒りも虚しさも全部関係なくて
知らないフリするのか?
ガシリ、と上から抱え込むと
激しく律動を始める。
「い、っ……ゲンガー……」
「ゲゲゲ!」
顔を一瞬歪めたものの、
やはりまだ耐えようとする。