• テキストサイズ

【あんスタ】夢ノ先学院の日々

第1章 お前のヒーロー☆




俺の部屋にあんずがいる。
久々過ぎてとても緊張する。


「……あれ、戦隊フィギュア増えました?」

「おお、そうだった!
スタントの仕事で少し収入があってな!
カッコ良かったんで思わず買ってしまった」


そんな話をしながら、撮って見ていなかった
映画を2人で見ながら他愛無い話をした。

映画を見終わって外を見たら暗くなっていた。
いくら夏と言えど、やはりまだ日落ちは早い。

俺の腹が豪快に鳴り、あんずが笑う。


「……ご飯、作りますね。台所借ります」


そう言って料理を始めるあんずを見つめる。
いい彼女を持ったな、なんて思ったのも束の間。


「………あんず、それは」

「今日は麻婆茄子ですよ」

「何故だ!?」

「茄子があるので…大丈夫!
茄子感ゼロにするんで!」


どんなに反対意見を述べても、作るのは彼女。
俺に決定権など初めからないのだ。

どんどん出来上がっていく麻婆茄子を見て
少し、涙が出そうになったのは秘密だ。

/ 43ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp