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【あんスタ】夢ノ先学院の日々
第4章 「 俺 様 」
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姿勢を変えたのか、電話の先からは
椅子を引く音が聞こえる。
「わかった。待てだよ、いい?」
「俺様は犬っころじゃねえよ!」
電話越しでもギャンギャン喋る彼。
不思議と怖いとか無くて。
早く愛しい彼の元に行かねばと思った。
この時間になるとやっぱり教室は静かだ。
ユニットの練習をする者。
部活動を勤む者。
放課後を謳歌する者。
チラリと外を見ると校庭にアドニスくんと
嵐ちゃんがいて、目があった。
嵐ちゃんに手を振られたから振り返して
早足で彼の教室へ向かった。
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