第1章 お前のヒーロー☆
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「暑いで思い出したよ。
最近、この辺で変質者増えてるらしいよ」
「それは一大事だな!
ヒーローとして、俺が倒さねばい「だから!
あんずちゃんと一緒に帰ってあげてよ!
女の子は繊細なんだからさ」
そういえば、ニュースでも言っていた
気がした。たしかに俺は男だからそこまで
絡まれないだろうがあんずは女の子だ。
いざとなっても逃げれない時もあるだろう。
いざと言う時に守れてこそ
ヒーローであり、あんずの彼氏だよな。
「まあ、俺が守ってあげてもいいんだけどね」
含みを持つ言い方をされる。
こんな言い方をされたら女性は
一溜りもないかもしれない。
ま、俺は男だから何も思わんが!
兎に角、羽風のお陰で大事な事を思い出した。
「あんずを守るのは俺の務めだ。
羽風ありがとう!今日、早速あんずと
一緒に帰るとしよう!」
「あー、はいはい。
暑苦しいから勝手にやってね〜」
手をピロピロとされ
適当にあしらわれた気がしなくもないが…
そんな話をしていたらチャイムが鳴った。
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