第2章 ゆるキャラ先輩
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「はい!翠くん!お揃い!トマトだけど」
「えっ、良いんですか!?」
貰ったものはさっき見ていた
トマトのストラップ。
トマトに負けず劣らず、紙袋も
可愛くラッピングされていた。
「めちゃくちゃ嬉しいんすけど……
いつも貰ってて何か申し訳ないです」
「いいよいいよ、だって今日、
付き合って…2ヶ月、だし」
ああ、それで。
先輩はこんなに可愛い事になってるのか。
お互いにゆるキャラが好きで
気づいたら惹かれあって今に至るけど。
俺、何も返せてないな。
「…今日持ち合わせて無いので
今度何か先輩にプレゼントしますね」
「んー、そしたらさ、今度のSSで
流星隊で頑張って欲しいな!
私も精一杯サポートするから!」
「………そんなんでいいんですか?」
「それがいいの!」
「なんか…欲しいものとか…」
「一緒に頑張って、勝てたら嬉しいなと」
この人は本当に、俺を上げるのが上手だ。
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