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第6章 「レディース総長とロン毛隊長」
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時は十年経ち、と は暴走族をやめてからというもの真っ当な格好で生計を立てる社会人となった。
「」
「んぅっ」
子供が寝ている側でいきなり濃厚なキスをしてきた 。
ちゅぱ…
ずっと変わらない2LDKの団地。
共働きで幼いわが子の面倒もあり、ついつい包容力のある の母親に甘え、引っ越さなければと思うのだが後回しになってしまう物件探し。
「だーめ」
「…我慢できねぇ」
「我慢して」
「できねぇ♡」
「ちょ…っと!」
小声で怒鳴るも電気の消した部屋で腕を回してくる 。
は年を取っても若々しくほかの男よりも十倍も百倍も格好良いが、子供の前では勘弁してほしい。
「っ…分かったから、ベランダ行こ」
の男らしい血管の浮き出た腕がTシャツの下に潜り込み、はやむ負えなくベランダに行くことを提案する。
ベランダを使うのは何度目になるか。
もはや利用し過ぎてて数えるレベルではない。
「涼しいな」
「ホテルは遠いし高いのよ」
声さえ我慢してればバレない。
腰壁だから屈んでいれば外から見えないはず。
の母は気付かないフリをしてくれてるのかも知れないが、たちには"此処"しかないのだ。
「ちょっとイキナリ…!」
大人しく数階下を眺めていたかと思えば、下着ごとショートパンツをずり下げてくる。
「イキナリでもねぇよ。舐めやすい格好して?」
「っ…」