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第5章 「まともなお兄ちゃんだと思っていた性癖異常について」
「また自分から仕掛けちゃった…」
留まる兄を翻弄したい。
どこまで本気になるか、本気にするのか。
LINEはこう送った。
>直接見に来ていいよ。
これだけで伝わるメッセージ。
本当に妹に中出ししたいのか。
AVの子がタイプだけだったのか。
パンツ越しではなく本物を見たいと思ったのか。
AVの子と疑似セックスしたいだけなのか。
近親相姦が趣味なのはなぜだろう。
悪ノリしてくれたのはなぜだろう。
半分はノリ。
残りの半分は?
理性?
罪悪感?
戯れ?
髪や体をゆっくり丁寧に洗う。
ランドリールームのドアが開く音はしない。
ひよったか。
それこそ右から左へと流されたか。
「どっちにしろ覗いた方が悪者だし、悪くないもーん」
選択権は だ。
は餌を撒いただけ。
自分は悪い子だと思いながら全ての責任は兄にあるような考えだった。
「!!」
ガッ…チャ…
いま近くで戸が開いた音がした。
シャワーを流してたから勘違いかも知れないけど。
いるかもしれない。
来たかもしれない。
覗かれるかもしれない。
「なに…これ…」
すごくドクドクしている。
心臓の音がやばいくらい唸ってる。
こんな状態見られるわけ…
「お兄…ちゃ」