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第13章 「溺愛オナペット」



「俺?」

「うん…。 が男は皆そうだからっていうから…何となく」

 の体系はイマドキの細い子とは違う。
 どこからデブでぽっちゃりで細いのかガリガリなのか丁度良いのか目安は人それぞれだが、は自分の体形にコンプレックスを抱いていた。

「それで溜息ついてたの?」

「そうじゃないけど…」

「まあ俺も大きい方が好きかな。女の子って感じするし、やっぱりあったら揉みたいって思う」

「でも、細い子限定でしょ?」

「細いっていっても、の体系がちょうど良いな。着膨れしてただけなんだって前から思ってた」

「うぅ~ん」

「あれっ?ごめん。褒めたんだけどヘンな受け止め方されちゃった?」

「いやっ、私がネガティブに考えちゃってるだけだから気にしないで!こっちこそごめんね!」

「…。なんつーかさ、の体はすごい綺麗だよ。控えめな性格だしドンピシャ。 が狙ってなかったら俺が行こうと思ってた」

「………」

 背中から感じる体温。
 走り出す涼しい風。
  の声が後ろから聞こえては耳を真っ赤に染め上げた。

「今でも俺、のこと想ってるんだよ。だから のことで悩んでるなら力になりたいって思ってる。 はのことすげぇ好きって言ってるし、羨ましいと思うけどそれを邪魔する気はない。 は俺の唯一の親友だから。だからさ、話しづらいことでも俺に言ってよ。 は俺の親友だし、はすごくいい子で二人はお似合いだと思う。俺でよければ頼ってよ」

  は好きだと言ってくれたが、親友に譲って力になりたいと話してくれる。
 そう考えたら親友である が一番適任ではないか。
 小学校からの腐れ縁同士。
 自分から直接言えなくても が何とかしてくれるんじゃないかって思い始めてきた。
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