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第12章 「オレは男だ!!~このまま拉致ってレイプしてやろっか?~」



***

「なんだよ!!面会制限って!!こっちはのジイちゃんの代わりに来てんだぞ!!!」

「 !!……落ち着け。一旦出直そう」

「チィッ!!」

 は無事発見された。
 下の奴をボコしても聞かされておらず、 の溜まり場はもぬけの殻。

 第一発見者は だった。

 はバイブマシーンに突かれながら気絶。
 男物のTシャツを着て、白目を剥いた状態で拘束されており、穴という穴から液体をダラダラぽたぽたと垂れ流していた。
 かろうじて息はあり、直ちに救急車を要請し緊急手術。
  と が外で待つ仲間の元へ帰ってくると、一番初めに歩み寄ったのは だった。

「どうだった…?」

「どうもこうもねぇよ!!寝てたって構わねぇのに一方的に面会制限だって!!ふざけんなよ!!」

「……とりあえず命に別状はない。性器と肛門裂傷で緊急手術は無事終わった。麻酔から覚めてもしばらく疲れて眠ってるだろうって。それに……」

「面会謝絶してるわけじゃねぇのになんで入れねぇんだよ。のジイちゃん認知だろ?」

 と一緒にリンチされた は、多少傷は残るもののピンピンしていた。

「病院側の判断だ。危険行動起こすかもしんねーから身体的拘束もされて、数日間様子見で隔離部屋に入るって」

「精神科って頭おかしい奴が入るところだろ!!アイツはレイプされたんだぞ!!それなのに精神科ってなんだよ!!」

「あそこはを守るためにある」

「あ゛?」

「レイプされて自殺した話とか聞いたことあンだろ。はそんなことする奴じゃねーけど…、万が一のために病院側はそういう措置を取っている。いまは待つしかねぇ。俺は が送ってきたあのビデオをみる。がされてきたこと、目を逸らしたくねーから……全部みる」

「………」

「…付き合うぜ」

「俺も」

「俺もだ」

「全員俺ん家、入んねーけど……。の体、見せたくねぇ」

 俯き加減の だけが知っている。
 発見された時のの凄惨な姿。

 複雑な感情が入り乱れ、数人だけが の部屋に集まった。
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