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第11章 「オレは男だ!!~最初で最後の俺の女になってくれ~」
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その後、暴走族をやめて と初キスを済ませた。
勿論"女"になればそれ以上を期待されるような視線を感じ、不意に隣りに座られたり、真顔で見詰められると体が強張って途端に息がしづらくなってしまう。
「。サイダーでいい?」
「おう。サンキュ」
今日は の部屋で映画をみることになった。
が飲み物を取りに行っている間、はベッドの足元にあった雑誌に手を伸ばす。
(凸ってるパイ…)
堂々と置いてあった巻頭グラビアの漫画雑誌。
目が行ってしまう零れ落ちそうな果肉と谷間。
嫌悪感からずっと避けていた中身。
仲間内でボロボロになるまで読み漁っていた雑誌が転がっていたりしたが、自身、手にとりページを捲ったことはなかったがいつにも増して興味が沸いた。
(ッ…、普通にエロ漫画かよ!!!)
腕が吹き飛んだり敵を倒したりしたと思ったら、あはん♡うふん♡の展開でセックスする男女。
裸に抵抗がないのか全裸のまま普通に会話してるし…。
「お前、そーいうの読むだけで耳赤くなるんだな」
「んなッ」
「ウブなのは知ってたけど、隠れて読んだりしなかったのか?」
漫画だからつい集中して読んでしまった。
が戻ってきたことに気付かず、サイダーを差し出して座ってくる。
「自分のこと男と男っていう割には疎遠だったよな」
「うるせぇ。お前だってそーいう話、乗んなかったじゃねぇか」
「俺にはという無限のオカズがあった」
「シね!!」
照れ隠しで乱暴な言葉をつかうと、 は軽く笑って流しやがった。