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第10章 「トリップしたら異世界エジプト王宮だった」
「はぁー…♡はぁー…♡」
王子が手を繋いでくれてよかった。
歩く振動や擦れ具合、犯される視線に包まれて、一人で勝手にカラダが興奮しまくっている。
日はだいぶ落ちて暗くなり、ようやく祭壇の方にあがって行く。
「これより婚約の儀を行う。まずは新郎・ 王子から額にキスを」
教わった通りに少し顎を引き、 王子から額にキスをもらう。
「続いて、新婦・姫から額にキスを」
はキスしやすいように片膝をつき、は少し屈んだ態勢で額にキスをする。
「これで新郎新婦、婚約の儀が結ばれた!三日三晩祝杯を上げ続け、神聖なる王子と姫に祝福を……!!」
パチパチパチパチ
会場全体は拍手の渦に包まれる。
と は眺めのよい赤い絨毯の席につくと拍手は途切れ、演奏がはじまり、より一層にぎわいを見せた。
「。長く歩かせすぎたな。疲れてしまったか?」
「ううん。ひとまず落ち着いたから安心しちゃって…」
「そうか。。こっちへ来て?」
「?」
「俺の上に跨るのだ」
肩を抱き寄せて座っていると王子はそういって見詰めてくる。
客席に背を向けてしまうことになるが王子がそういうなら仕方あるまいと思い、胡坐の上に座ろうとすると太腿を撫でられた。
「俺を跨げといったのだ」
「えっ、そんな大胆な…」
「俺のナニがに入りたいと言っている。きて?」
は狂いのない目だった。
祭壇の上でのセックス強要。
暗くて目が利かないが、誘うように脚を撫でる手は上へ上へとのぼって行った。