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第10章 「トリップしたら異世界エジプト王宮だった」
抱き抱えられたまま暴れるのは危険な気がして、誰ともすれ違うことなくイイ匂いのする豪華な部屋の真っ赤なベッドに降ろされる。
外側は石なのに内装はしっかりしていた。
「をこうして抱ける日をずっと待ち侘びていた」
「ちょっ……!!」
まるでお姫様になったような内装に感動していたら唇が迫ってきた。
手が出る前に後方に下がり、必然的にベッドに背をつけてしまう。
「待ッ…んぅ!?」
顔を逸らすこともできず唇を奪われた。
触れたところは異様に甘くて、色っぽく蠱惑的に目を細めて笑われる。
「俺の子孫が欲しい」
「っ……」
下腹部まで響く、鼓膜を犯す低い声。
性的に撫でられるお腹。
スーツの上着を退いて、ブラウスの上から の手の熱と圧を感じる。
「俺の子を産んでくれるな?」
「そ、そんなこと急に……んぅッ」
人の話を聞かない第一王子。
また唇を塞いできて、今度は舌を捻じ込むように犯してくる。
くちゅ くちゅ
「んんッ」
逃げなきゃいけないのに抵抗力を削がれる甘ったるさ。
媚薬でも飲まされたように異常に頭がクラクラして、スーツやブラウスのボタンを一つ一つ丁寧に外されていく。
「ちょ、待っ」
「は何もしなくていい。俺が気持ち良くさせてやる」
「っん…」
肌が露わになると首筋から胸元へと吸い付かれる。
スカートとストッキングも丁寧に脱がされ、あっという間に下着姿になってしまった。