第9章 「初めての海外旅行！inフランス」

「ぁ……ん」

　自分の行為を受け入れてくれるように腰を抱き寄せ、　の膝の上に乗って密着する。

「　…」

『(綺麗だよ。君が欲しい)』

「ぁん…」

　全身を撫で回しながら唇が首筋へと降りていく。
　耳の横まで上がってくると愛の言葉を囁いてきた気がして、唇は胸元に吸い付いた。

ギシ…　ギシッ

＜　ァン…　＞

「！？」

＜　ンゥ、セボン……アン、セボ～ン！！アァーン！！　＞

「！？！？！？」

　隣りからキコキコ軋んだ規則正しい音。
　激しくなっていく女性のセクシーな声が嬌声だということを知り、壁の方を向いて固まる。

　お隣りさんはあんなに激しく…。

『(隣りの男はよく女を連れてる)』

「ア……アメージング！！」

『(この家の壁はどこも薄いんだ。咳払いも聞こえる。情事なんて大人の子守唄みたいなものさ)』

「イ……イエス」

『(僕も君に感じてほしい。好き。好きだよ)』

チュパ　チュパ

「ラブ…？」

　英単語とフランス語を交えて教えてくれる。

『Je t’aime.』

「ジュ・テーム…？」

『Je t’aime.』

　キスのたびに瞳を見詰めて、ひとつの単語を熱心に伝えてくる。
　これが愛、好き、好きだと相手に伝える言葉。

「ジュ・テーム」

『Oui. Je t’aime.(ああ。君が好きだ)』

「ジュ・テーム…あッ！はぁぁん…♡」

　ブラジャーのホックを外され乳房に吸い付かれた。