この先はアダルト作品を取り扱い、⓲歳未満の方は閲覧禁止です。
第8章 「万引きしたらハメ撮りされた」
「 先輩。ってあれ??」
スタッフルームの扉が開くと、去年まで同じクラスだった同級生に出くわす。
は去年同じ委員会に所属していた仲だ。
物静かな男子だが泣きじゃくるの顔をみて驚いており、大柄に座っている の方に視線を戻す。
「どうしたんスか?」
「捕まえた」
「え…。が?」
窃盗しようとした単三電池。
がコンビニで働いているとは知らなかった。
バレてしまったが来てくれてホッと一安心する自分がいる。
威圧的な 。
重苦しかった空気が少しだけ軽くなり、同級生のよしみで庇ってくれれば…。
「刺激的な日常が欲しくてやったんだと。お前、コイツと知り合いってことは同校?」
「はい。去年まで同じクラスメイトでした。でも、が万引きだなんて…。あ、先輩。品出し終わりました」
「おう。ってかお前、同級生が捕まってんのにマイペースだな」
「内心結構驚いてますよ。親に連絡したんですか?」
「そうしたい所なんだがメソメソ泣きやがって、生徒手帳どころか千円札出してこれで見逃してくださいってナメてんだろ」
「 先輩がコワいからが委縮しちゃってるんですよ」
「なんだってぇ?」
「。もう二度としないと思うけど携帯貸して?万引きは立派な犯罪だから罰を与えないとね」