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第1章 「お隣りの整体院」


 グチュグチュ掻き回す指は二本となり、静かな室内に跳ねた水音がもっと大きく響く。

「いやあぁっ、やら…うっんぅっ」

「こんなにトロトロに熱くなって嫌じゃないだろ」

「ううぅ…!だってぇ…っ」

  の骨ばった男の人の指。
 どんなものでも包み込んでくれる温かな手。

 体の中に入り込んで、大量の愛液が施術台や の指を濡らすほど溢れ出てくる。

「、恥ずかしがることじゃない。俺はいっぱい出てくれて嬉しく思ってる」

「へん、たい…み…たいだから…」

「はヘンタイじゃない。エッチで気持ち良くなったら女の子は皆こうなる。俺が弄り回してるところ、キモチわるいか?」

「ううん。全然キモチわるくない」

  はひとつひとつ教えてくれる。
 無知な体や初めてを知ろうとする心にも語り掛けてくれて、不安だった気持ちも丁寧に洗い流されていく。

「ならは正常だ。整体で気持ち良くなるのと一緒。だから俺のいうこと信じて…? おしっこ出そうになってもそのまま出していいからな」

「ん…。信じてる」

「よし。じゃあ俺も上手くできるか分かんないけど潮噴きしよう。、聞いたことある?」

 は小さく頷き、 の信用する指先に意識を集中させた。
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